導入事例
新築地町防災広場(防災施設)「メバル公園」
メバル型遊具が災害時には防災施設に変身します!新しいかたちの防災公園
普段は家族で楽しめる遊具や憩いの場となる休憩施設など多世代の人たちから愛される公園として使用しつつ、災害時には防災施設として活用できるように工夫した仕掛けがたくさん詰まった新しいかたちの「防災公園」です。
この度、一般社団法人 日本公園緑地協会の「第36回都市公園等コンクール」材料・工法・施設部門で同協会会長賞を受賞いたしました。
瀬戸内海を泳ぐ「メバル」は、目がとってもよく見える魚で「子ども達の遊びをいつも見守り続ける」というメッセージが込められています。このメバル型の大型遊具は内部が上下の二重構造で、常に日陰となる1階は、夏場でも保護者が休憩することができて車イスもアクセスできるフロアになっています。2Fは波型にトランポリンが張り巡らされた大空間で、あえて余白を残したエリアになっています。昔あそびでやっていたような野山を登ったり転がったりする多様な遊びを「子ども達自信が自由に考えて」遊べるアクティブなフロアです。
また、“幼児・乳幼児エリア”には、タコの遊具や知能の発達を促す知育パネルなどが付いています。ほかにも健康器具があり大人の健康づくりもサポートしています。
【災害時にはシェルターなど防災機能を持つ場所に変身】
遊びいっぱいの「メバル公園」ですが、非常時にはしっかりと防災機能を兼ね備えた場所に変身します。
メバルの大型遊具は、災害時になるとテント生地を閉じることで大勢が収容できる仮設テントに変身します。ほかにも、ベンチを取り外すと「かまど」に変身するベンチ、列車型遊具が物資や資材を運搬するための手押し車になったり、スマホの充電ができるソーラー照明、防災倉庫などたくさんの防災機能が整備されています。
(画像提供:防府市役所)
- PLACE
- 山口県防府市新築地町
- LOCATION
- 山口県防府市